TAKEROKUの取り組み3 −竹の防虫ー
![]() |
真空・加圧によって竹材の中心部まで薬剤を充分に浸透させる真空加圧注入法を採用竹材を用いる上での大きな課題である「虫害」に対して際立つ防虫効果を発揮するのが薬剤の真空加圧注入法です。具体的には真空加圧式注入機に竹材を設置した後、機内を真空にして薬剤を注入し、加圧していきます。これによって薬剤を竹材内部まで充分に浸透させることができるのです。特に浸漬塗布では完全な効果を得られない太めの竹材に有効な方式です。又、防虫と併せてカビの発生も抑えることができます。■真空加圧式注入機(株)コシイプレザービング製のコンパクタ75/960型によって薬剤の真空加圧注入をしています。ドラム状の扉を開閉して竹材を搬入出し、すべての操作はコントロールパネルで一括して行うことができます。ちなみ、真空加圧注入作業に要する総時間は約3時間です。■真空処置の理由竹材の繊維の中に含まれている空気を抜き取ることによって、薬剤を内部の隅々にまで浸透させることができるようにします。20∼30分で完全な真空状態が得られます。■1回の処理本数竹材の太さなどによって異なりますが、平均1回当たり30∼40本に対して同時に防虫処置を施すことができます。■加圧の目安太めの竹材は事前に節を抜いてから加圧します。圧力は8気圧です。節の抜けない細めの場合は膨張して破裂するのを防ぐために3気圧程度の低圧で行います。■加圧の時間高圧(8気圧)の場合は約90分、低圧(3気圧)の場合は約60分の加圧を行います。この加圧によって竹材の奥深くにまで薬剤を浸透させることができます。■薬剤の種類竹専用薬剤「タケゼット」を使用しています。 |
|
![]() |
||
![]() |
10年間にわたる長期実験を実施した結果ほぼ100%の驚異的な防虫効果を確認。薬剤の真空加圧注入による竹材の防虫効果を調査した試験結果が報告(近畿銘竹防虫協議会)されています。竹材は京都のモウソウ竹の「丸図面竹」を用い、薬剤は「タケゼット」が使用されました。加圧注入後、10年間にわたってタケトラカミキリの脱出孔を調査した結果、4年目に伐採の時期ではない供試竹材の中の1本に1個の脱出孔がみられただけで、ほぼ100%の防虫効果がありました。
|
| 伐採月 | 経過年 【平均脱出孔数/本】 | |||||
| 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6∼10年目 | |
| 1月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 4月 | 0(3) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 5月 | 0(1) | 0 | 0 | 0.2 | 0 | 0 |
| 6月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 7月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 8月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 9月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 10月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 11月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 12月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| *注:()内はチビタケナガシンクイムシの脱出孔 | ||||||
|
試験結果 薬剤の真空加圧注入した試材のタケトラカミキリ脱出孔数調査結果 *近畿銘竹防火協議会 |
![]() |
|
試験結果 無処理の試材の5∼6年目のタケトラカミキリ脱出孔数調査結果 *近畿銘竹防火協議会 |
▲このページのTOPへ
![株式会社竹六商店[竹製品/葺製品開発・加工・施工] 株式会社竹六商店[竹製品/葺製品開発・加工・施工]](images/logo.jpg)

![TAKEROKUの取り組み1 竹の強化[割れ防止] TAKEROKUの取り組み1 竹の強化[割れ防止]](headerimg/header_02.jpg)










