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現場継加工 その2
先日、京都の現場で黒部杉ヘギ板籠目網代を採用いただきました。
リフォーム現場で、天井に関しては前の状態と同じようにしてほしいとの依頼だったため、同じように製作・・・!!
まずは職人の編み込み作業から。
廊下に使用のため、長さが長いこと長いこと。
編み終えたら今度は下地に接着作業を施し表面を向けると、、、
このようになっております。
単板が浮いている個所は現場での継加工が必要な箇所です。
違うアングルから見るとこのような感じに。
編み上げた網代は今度は現場にて張り上げ作業をしていただきます。
張り上げた後の写真がこちら↓
赤い印の箇所が写真の中で見えている継加工必要ヶ所です。
こちらを現場にて編み込み作業。
投稿者も同行して職人とともに編み込み作業です。
やり方は先日アップしております桧厚貼市松網代と同じ要領での作業です。
「今回はやってる途中の写真も撮るぞ!!」
そう意気込んで臨んだのですが、やり始めると、この黒部杉ヘギ板という材料は非常に編み込みに時間がかかります。。。
職人は慣れた手つきで進めており、やはりすごいなと息を呑むばかり。
私もいずれはさっとできるくらいの技量を持ち合わせないとならないと思わされるばかりでした。。。
そんな理由で途中経過撮れておらず・・・情けなし。。。。(笑)
・・・そんなこんなで仕上がった天井がこちら↓
うまい具合にいきました。
改めて素材の違いも感じたのと同時に、この黒部杉ヘギ板という材料は、表面が少しテカっておりまして、その反射した光の奥深さが何とも言えない味わいを醸し出しておりました。
なかなかこういった現場には出会えないのですが、このコロナ禍でのご注文いただきました本案件は、非常にうれしいかぎり。
本当にありがとうございます。
次もこうした現場に出会うべく奮闘せねばなりませんね。
気を抜かず努めてまいります。